PIC(太平洋諸島センター) 共催 太平洋諸島学への誘い
~太平洋の仲間たちの現在・過去・未来~講座終了
講座概要
講座番号 | 13260013 |
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期間 | 2013年10月19日 ~ 2013年12月14日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 30名 |
通常会員料金 | 5,000円 |
キャンパス | 駿河台キャンパス |
アカデミー・ポイント リベラルアーツ |
1 AP |
講座趣旨
本講義は、前期オープン講座『太平洋諸島学事始め』を受けて開催する全5回からなる連続講義であり、「太平洋諸島学」という学問と政策を融合させた新たな研究視点から、日本と太平洋の関係における現状と課題について学ぶことを目的としています。太平洋島嶼国の事例をもとに、海洋権益をめぐる地域紛争や、当該地域に対する日本の外交や経済、あるいは環境問題等の課題に対する取り組みについての知見を身につけることができます。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2013/10/19(土) | 太平洋諸島学の魅力 | 本講座の開始にあたり、「太平洋諸島とは何か」という問いを皮切りに、日本との深い関係について学びます。 | 小林 |
2 | 2013/11/02(土) | 太平洋諸島の現代政治と民主主義 | 太平洋諸島の独立までの歩みと、フィジーやトンガに見られる政治の民主化にむけた動きについて紹介します。 | 東 |
3 | 2013/11/16(土) | 太平洋島嶼国の地方自治と行政改革 | クーデタ以降、民主化を進めているフィジーの政治の現状について、ブータンの事例と比較させながらお話します。 | 中邨 |
4 | 2013/11/30(土) | 太平洋諸島と日本との貿易・投資・観光 | 太平洋諸島の産業育成政策を説明しながら、貿易・投資・観光から見た日本との関係について紹介します。 | 黒崎 |
5 | 2013/12/14(土) | 太平洋島嶼国の開発と地域文化 | ソロモン諸島の農村開発を事例に、太平洋諸島の近代化と地域文化の関わりについて紹介します。 | 関根 |
講師紹介
中邨 章
(ナカムラ アキラ)
明治大学名誉教授
コーディネータ。1966年カリフォルニア大学バークレー校政治学部卒業(B.A.)。1973年南カリフォルニア大学大学院政治学部博士課程卒業(Ph.D.)。2008年3月まで明治大学副学長・大学院長。元国際連合行政専門委員会委員。現在、国際行政学会副会長、日本自治体危機管理学会会長、自治大学校特任教授。2007年にマレーシア政府から叙勲。著書に『自治体主権のシナリオ』、『東京市政と都市計画』、『アメリカの地方自治』(単著)など。
小林 泉
(コバヤシ イズミ)
大阪学院大学教授・太平洋諸島学会会長
国際関係学専攻。博士(農業経済学)。東京大学、群馬大学講師等を歴任し、1990年から現職。「第5回、第6回および第7回太平洋・島サミット有識者懇談会」座長。著書は『太平洋島嶼諸国論』『アメリカ極秘文書と信託統治領の終焉』(第11回大平正芳記念賞受賞)ほか。
黒崎 岳大
(クロサキ タケヒロ)
東海大学現代教養センター講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学部助手、在マーシャル日本国大使館専門調査員、外務省アジア大洋州局事務官等を歴任後、2010年から現職。専門領域は太平洋島嶼国の政治・経済学、文化人類学。著書は『マーシャル諸島の政治史-米軍基地・ビキニ環礁核実験・自由連合協定-』(単著)ほか。
東 裕
(ヒガシ ユタカ)
日本大学法学部教授
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程後期課程修了。博士(国際学)。苫小牧駒澤大学教授、近大姫路大学教授等を歴任し、2015年から現職。専門領域は法学(憲法)、オセアニアの政治学。著書は『太平洋島嶼国の憲法と政治文化-フィジー1997年憲法とパシフィック・ウェイ』(第27回大平正芳記念賞受賞)ほか。
関根 久雄
(セキネ ヒサオ)
筑波大学教授
文化人類学、地域開発論、オセアニア島嶼研究専攻。博士(文学)。青年海外協力隊員(ソロモン諸島派遣)、名古屋大学大学院助手等を経て、2008年から現職。著書は『開発と向き合う人びと-ソロモン諸島における「開発」概念と政治的リーダーシップ』(単著)、『開発援助と人類学-冷戦・蜜月・パートナーシップ』(共著)ほか。