13210047 製品と機械のリスクアセスメント【米国UL 寄付講座 明治大学安全学研究所後援】  

講座終了

講座概要

講座番号 13210047
期間 2013年9月28日 ~ 2014年1月25日
回数 16回
曜日
時間 13:00~16:10
定員 54名
通常会員料金 10,000円
明大カード・福利厚生会員料金 9,000円
学生・生徒・教職員会員料金 5,000円
法人会員料金 8,000円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント
ビジネス・アドミニストレーション
3 AP

講座趣旨

【講師からのメッセージ】
製品安全と機械安全について、主にリスクアセスメントの面から講義を行う。まず、製品安全の概念について学習した後、技術、ヒューマンファクタ、社会規範・法制度、等を通じて、具体的な事例を基に、製品安全における消費者の権利、誤使用事故防止、製品のリスクアセスメントなど、多面的に製品の安全確保の方策を紹介する。 次に、機械安全の立場から、安全な機械を使って安全に作業すること、すなわち、安全な機械を設計して、安全な生産ラインを構築し、安全な職場で作業することを論じる。受講者は、機械の包括的安全基準や国際安全基準の理解、リスクアセスメント、リスク管理、リスク評価、制御安全の考え方等、製品安全、機械安全の基礎と素養を得ることを目的としている。
(注)本講座は、理工学研究科新領域創造専攻の科目である新領域創造特論3を一般に公開するものです。どう関わったら良いのか。その仕組みと、活かすコツ・変えるコツをお伝えします。

特記事項

【講座のポイント】
(1)製品や機械を例題に、安全について広く紹介をします。
(2)リスクアセスメントについて、具体例を用いて紹介します。
(3)各分野の安全の専門家から話が聞けます。
(4)一般の人にも専門家にも学生にも適した講座です。

※(懇親会)最終日の1月25日には、授業終了後、講師と受講生全員で懇親会を開催し、
フリーディスカッションを行う予定です。

講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2013/09/28 第1講 製品安全について (1)安全学から見た製品安全 安全学とは、安全について技術、人間、組織等の側面から領域横断的に、包括的に眺める新しい学問であるが、本講座では、製品安全について、安全学の視点から幅広く、その特徴と課題等について考察する。 向殿
2 2013/09/28 第1講 製品安全について (2)製品の安全認証制度について 製品の安全性を高め、安全な世の中を作る為には、法律、規制、安全規格と認証制度の果たす役割が極めて大きい。本講座では、国ごとに異なる世界の主要地域の安全認証制度とその理念を概観し、認証制度の役割と重要性について考察する。 川口
3 2013/10/12 第2講 製品の誤使用 製品事故のうち「使用方法等が原因で事故となったもの」は誤使用の事故といわれ、死亡事故、重傷事故につながりやすく、子ども、高齢者などが被害者になりやすい。使う側の視点で実際に発生した事故から、製品の誤使用を考察する。また、誤使用の事故を防ぐのは、誰か。欧州の安全規制、ISO/IECガイド51の制定の経緯、社会的許容される安全とは。リスク低減の順位・方法、組織のあり方など、作る側が配慮すべきことは何か。誤使用はいかにしたらなくなるのか考える。 長田
4 2013/10/12 同上 同上 同上
5 2013/10/26 第3講 製品のリスクアセスメント 安全の概念は、緩やかですが時代と共に変化してきている。 現在は、強制的な技術基準への適合から、製品の安全性を企業が自主的に評価し、第三者に安全であることを説明できるようにするリスクアセスメントの導入が加速されている。本講義では、リスクアセスメンと手法としてのR-Map(リスクマップ、またはアールマップ)を使用して、社会が求める安全レベルまでリスクを低減する方法について理解し、実際に発生した製品事故のリスク評価を実施する。 松本
6 2013/10/26 同上 同上 同上
7 2013/11/09 第4講 製品安全における管理と事故対応 安全管理はどのように行われるのか。また、安全確保と保証の関係はどのように考えればよいのか。現在の法制度とともに考える。前半では事故を起こさないため(ビフォアー)の製品安全確保策について明らかにする。後半では、事故が発生してしまった場合(アフター)の製品安全確保策について明らかにする。なお、今後の課題等について整理する。 高杉
8 2013/11/09 同上 同上 同上
9 2013/11/30 第5講 機械安全について 機械安全と国際安全規格 機械安全に関わる国際規格体系とその特徴について解説する共に、国際規格で求められる安全管理の例について紹介をする。特に、国際安全基準であるISO/IECガイド51などを用いて安全の基本的な考え方を説明するとともに、機械類の安全性規準のうち最も基本的かつ広範な内容を持つISO12100で規定されるリスクアセスメントと3ステップメソッドについて説明する。最後に、事故要因として、産業・社会におけるリスク要因について、紹介する。 宮崎
10 2013/11/30 同上 同上 同上
11 2013/12/14 第6講 リスクアセスメントの実際 (1)機械のリスクアセスメント 機械安全設計の原則を定めたISO12100(JIS B 9700)、リスクアセスメントの原則を定めたISO14121(JIS B 9702)の両規格に基づいたリスクアセスメントを概説し、その意義を考える。 福田
12 2013/12/14 第6講 リスクアセスメントの実際 (2)労働安全分野におけるリスクアセスメントと保護方策重大災害はむしろ増大の傾向にある。この背後にある根本原因について考察を行うとともに、労働安全分野を対象とした新たなリスクアセスメント手法と保護方策のあり方を提案する。 梅崎
13 2014/01/11 第7講 制御システムにおける安全 機械の安全を確保するため制御システムの設計ガイドとしてISO13849-1が適用される。信頼性と構造の観点から、事例を交えて解説する。特に、安全管理のリスク評価のなかでも中心となる制御システムの安全確保について解説する。電気・機械エンジニアの設計ガイドである。更に、機械の安全を確保するための電気・電子制御システムの設計ガイドおよび複数の機械を組み合わせたライン・システムとしての安全確保について事例を交えて解説する。電気エンジニアの設計ガイドである。 川池
14 2014/01/11 同上 同上 同上
15 2014/01/25 第8講 生産現場における安全活動実践論 「安全活動は企業体質を強化するために有効」であり、「安全はマネジメントそのものでもある」と考え実践してきた。トヨタ自動車をはじめとする大企業及び中小企業の具体化した活動の実態とトヨタ生産方式(TPS)との共通の考え方などについて講義する。更に、「安全は現場が納得して活動してこそ本物」といえる。機械安全のリスクアセスメントや機械安全に関する包括指針の具体的な展開事例を紹介する。「本質安全化とは何か、展開の視点は?」などを中心に「モノづくりは人づくり」の本質について解説する。

※ (懇親会)最終日の1月25日には、授業終後、講師と受講生全員で懇親会を開催し、フリーディスカッションを行う予定です。
古澤
16 2014/01/25 同上 同上 同上

教材

レジュメ資料

講師紹介

向殿 政男 (ムカイドノ マサオ)
明治大学名誉教授、明治大学校友会長
明治大学大学院工学研究科博士課程修了。専門は、安全学、情報科学、ファジィ論理。工学博士。
元日本ファジィ学会会長、日本信頼性学会会長、経済産業省消費経済審議会製品安全部会長、国土交通省社会資本整備審議会昇降機等事故調査部会長、現在、セーフティグローバル推進機構会長、日本学術会議連携会員、私立大学情報教育協会会長。

古澤 登 (フルサワ ノボル)
安全と人づくりサポート 代表
元トヨタ自動車 (現)安全衛生推進担当部長、トヨタ自動車(株)安全衛生推進部所属後、一貫して安全衛生活動の全社統括を担当し各種活動を確立。トヨタグループ等関係会社へ活動を展開。同部担当部長を経て、平成16年7月に菱栄工機(株)に転籍し代表取締役専務、平成21年6月技監を経て、平成23年3月退社。同時に同社とセーフティーアドバイザーを結ぶと共に安全と人づくりサポートを立ち上げ代表。中央労働災害防止協会や日本機械連合会等の各種委員を歴任、その間、緑十字賞、愛知労働局長功労賞などを受賞。現場指導や団体・企業での講演多数。

川池 襄 (カワイケ ノボル)
元日本機械工業連合会標準化推進部部長
大阪工業大学電子工学科卒。オムロン株式会社欧州現地法人にてPLCのプロダクト・マネージャー、販売会社および製造会社の社長を歴任。28年間の欧州滞在経験を生かして安全事業の立ち上げに貢献。日本機械工業連合会の各委員を歴任。定年退職後、労働安全コンサルタント等のコンサルタント業を営む。

梅崎 重夫 (ウメザキ シゲオ)
独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
博士(工学)。民間の電機会社勤務の後、1983年労働省入省。労働基準監督署で安全衛生監督業務に従事した後、1987年に労働省産業安全研究所(現独立行政法人労働安全衛生総合研究所)機械研究部に転任。現在に至る。技術士(総合技術監理部門、機械部門)、労働安全コンサルタント。

福田 隆文 (フクダ タカブミ)
長岡技術科学大学教授
東洋電機製造株式会社設計部、横浜国立大学工学研究院講師を経て、2006年長岡技術科学大学システム安全系准教授。2010年同教授。その間、日本機械工業連合会IEC/TC44委員会副主査、日本工作機械工業会電気安全専門部会等委員。日本機械学会、安全工学会、日本信頼性学会等の会員。

宮崎 浩一 (ミヤザキ ヒロカズ)
社団法人日本機械工業連合会標準化推進部
明治大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻博士後期課程修了、学術博士。社団法人日本機械工業連合会標準化推進部、ISO/TC199国内審議委員会幹事、ISO/TMB TAG Guide78委員。その他、(元)CEN/C114/SG(欧州標準化機構)委員、(元)人間特性基盤整備推進委員会委員など。

高杉 和徳 (タカスギ カズノリ)
製品安全コンサルタント、元NITE技術顧問
(株)東芝・DM社の製品安全専門家を経て現職。(財)家電製品協会、(社)電子情報技術産業協会等の製品安全、品質マネジメントシステム、適合性評価システム等の委員長、主査等を歴任。日本工業標準調査会・適合性評価部会、JNLA電気分科会、JIS原案作成委員会、電気用品調査委員会・部会委員等を歴任し、家電製品の基準・認証制度の創設・運営に従事。

松本 浩二 (マツモト コウジ)
製品安全コンサルタント、元NITE技術顧問
(株)東芝入社後、医療機器事業部門において製品開発業務従事。その後、PS(製品安全)専門家として社内PSマネジメントシステム構築、PSレビュー業務を担当。退職後は企業のコンサルタント及びNITE技術顧問。専門は、リスクアセスメント及び評価・対策技術としてのR-Map手法の研究と実践。(財)日科技連R-Map実践研究会統括主査。

長田 敏 (ナガタ サトシ)
独立行政法人 製品評価技術基盤機構
NITEが02~05年度に収集調査した情報によって誤使用事故と年齢等の関係を分析。05年度には消費者向けと事業者向けの2つの誤使用事故防止ハンドブックを作成。また、07年度には我が国の製品安全基準の整備のあり方、08年度にはおしゃれ用カラーコンタクトレンズの安全性のあり方を提言。09年度NITE製品安全センターのテレビ・新聞報道などを担当。

川口 昇 (カワグチ ノボル)
株式会社UL Japan マーケティング部部長
電機メーカー在職中は、通算10年間欧米の現地法人にてマーケティング関連の業務に従事。その後アメリカの安全認証機関ULの日本法人である(株)UL Japanに勤務し、電気自動車を初めとするエネルギー関連等の新しい分野の規格開発支援、普及、政府工業会に関する活動を北米本社と連携して行う。

杉本 旭 (スギモト ノボル)
元明治大学理工学部機械工学科教授(兼)理工学研究科新領域創造専攻安全学系
早稲田大学大学院修士、労働省産業安全研究所機械研究部主任研究官、工学院非常勤講師、北九州市立大学国際環境工学部機械システム工学科教授、長岡技術科学大学システム安全系教授を経て、現職。NPO安全工学研究所理事長を併任。長らく、自動化技術、ロボット技術に伴う安全についてのプラスとマイナスの両面からの研究に従事。工学博士。

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