本の街の食文化
本の街・神保町で考えるPart6 【共催】本の街・神保町を元気にする会、学校法人共立女子学園講座終了
講座概要
講座番号 | 16270016 |
---|---|
期間 | 2016年10月1日 ~ 2016年11月26日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 土 |
時間 | 13:00~14:30 |
定員 | 60名 |
リバティアカデミー会員料金 | 5,000円 |
一般料金 | 5,000円 |
キャンパス | 駿河台キャンパス |
アカデミー・ポイント | − |
講座趣旨
本の街・神保町は、実は食の街でもあります。吉田健一が愛した「ランチョン」は明治42年の創業で、東京のビアホールの草分けと言われます。スマトラカレーの「共栄堂」は、『南洋年鑑』を著した伊藤友治郎からノウハウを学び大正13年に開業。昭和6年創業の天麩羅『神田はちまき』には江戸川乱歩、井伏鱒二の姿が。学生たちのたまり場であった「さぼうる」をはじめ、「ミロンガ・ヌオーボ」、「ラドリオ」などの喫茶店も欠かせません。そして、神保町中華街とまで言われる中華料理店。鰻、蕎麦、寿司、ラーメン、洋食、エスニック、和・洋菓子。夜には赤ちょうちん。本の街にどうしてこれほど多様で豊穣な食文化が育まれたのでしょうか。その歴史や出入りした人々の姿などを探りながら、本をスパイスに、この街ならではの食の魅力を味わいたいと思います。
特記事項
【共催】本の街・神保町を元気にする会、学校法人共立女子学園
【申込方法】 事前予約制です(全席自由、先着40名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申し込みください。
TEL 03-3296-4423
■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。
■受講料は、事前にお支払が必要です。
■会場:明治大学 駿河台キャンパス
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
■11/12はフィールドワークです。時間が講義とは異なるので注意してください。すずらん通り「ティーハウス・
タカノ」を訪ねます。※紅茶代として別途500円必要です。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2016/10/01(土) | 文士が食べた神保町 | 明治から現代まで、文豪文士たちの神保町を舞台にした飲み食いのエピソード | 野上 |
2 | 2016/10/15(土) | 神保町中華街の形成と変遷 | 日清戦争後、中国からの留学生を契機として形成された“神保町中華街”はどのようにしてできたのか、他の中華街との比較を試みる | 鳥居 |
3 | 2016/10/29(土) | シェイクスピアと神保町の接点 | 提案! シェイクスピア酒場 | 入江 |
4 | 2016/11/12(土) | 【フィールドワーク】 本の街のカフェ(10:30~12:00) | 歴史ある喫茶店が多いのは何故?-すずらん通り「ティーハウス・タカノ」を訪ねて- | 高野 |
5 | 2016/11/26(土) | なぜ本の街に「カレーの聖地」が誕生したのか | 神保町老舗カレー店店主を迎えて | 宮川、鈴木、中俣、船木 |
講師紹介
飯澤 文夫
(イイザワ フミオ)
コーディネータ、明治大学大学史資料センター研究調査員
明治大学元学術社会連携部長。2000~04年までリバティアカデミーで、八木福次郎氏(元現日本古書通信社総監修)と東京都古書籍商業協同組合神田支部の協力を得て公開講座「古書の世界」を企画。2011年から本の街神保町を元気にする会と共催の本の街・神保町で考えるコーディネータ。
野上 暁
(ノガミ アキラ)
日本ペンクラブ常務理事・評論家・東京純心大学こども学科客員教授
本名・上野明雄。1943年、東京に生まれ疎開先の長野で少年時代を過ごす。中央大学を卒業後、小学館に勤務し『小学一年生』編集長、取締役、小学館クリエイティブ代表取締役社長などを歴任。1960年代初めから現在まで駿河台と神保町に50年以上を過ごす。著書に『おもちゃと遊び』『子ども学―その源流へ』『越境する児童文学』など多数。
鳥居 高
(トリイ タカシ)
明治大学商学部教授 明治大学大学院教養デザイン研究科担当
中央大学法学部卒業。アジア経済研究所勤務を経て、1997年より専任教員。研究分野は政治学・地域研究、多民族国家における政治・経済システムの研究。主に東南アジア、特に、海に浮かぶイスラーム世界・島嶼部東南アジアの政治経済と近現代史を専門とする。主な著書・論文として、『戦前期アジア留学生と明治大学』(共著・東方書店・2019年)、『東アジアの社会大変動』(名古屋大学出版会・2017年)など。
入江 和生
(イリエ カズオ)
共立女子大学・共立女子短期大学学長
1943生まれ。東京外国語大学大学院修士課程ゲルマン系言語専攻。共立女子大学文芸学部教授、2008年から同大学・短期大学学長(現在に至る)。専門はイギリス文学。著書に『シェイクスピア史劇』、共著に『シェイクスピアの歴史劇』、『イギリス学への招待』ほか。
高野 健次
(タカノ ケンジ)
神田すずらん通り商店街振興組合理事長、ティーハウス・タカノ店主
1969年中央大学経済学部卒業、同年(株)テルモ入社。1972年(株)テルモ退社。1974年東京で初めての「紅茶専門店ティーハウスタカノ」開店。1996年日本紅茶協会宣伝委員。1997年新星出版社より「紅茶 おいしいたて方」を出版。1999年蹴鞠保存会入会。2014年神田すずらん通り商店街振興組合代表理事就任。同年蹴鞠保存会理事就任。
宮川 泰久
(ミヤガワ タイキュウ)
株式会社レストラン共栄堂代表取締役
レストラン共栄堂に於いて30年。
鈴木 堅司
(スズキ ケンジ)
有限会社エチオピア代表取締役
1967年東京生まれ。1990年中央学院大学商学部商学科卒。エチオピア入社。主に香辛料及び珈琲豆の開発や選別を手掛ける。1997年代表取締役。就任以来、カレーライス並びに関連商品の市場開拓に力を入れている。インドカレーの最高峰、東京神田カリーライス専門店「エチオピア」 http://ethiopia-curry.com/
中俣 拓哉
(ナカマタ タクヤ)
神田カレー街活性化委員会委員長
通信販売業、販促コンサルティング業を行うかたわら、千代田区商工業連合会の副会長として地域活性イベント等を手掛ける。2009年より千代田さくら祭りでの農商工連携イベントを開催し、2011年より神田カレーグランプリを企画・実施。2014年より街歩きスタンプラリーを企画・実施している。
船木 生子
(フナキ ショウコ)
神田カレー街活性化委員会広報渉外ディレクター
2012年から神田カレー街活性化委員会の活動に携わり、広報の窓口のほか、ガイドブックの編集業務など。