日本人の魂の古層を探る

カミとホトケ

講座終了

講座概要

講座番号 17120028
期間 2017年5月17日 ~ 2017年7月12日
回数 5回
曜日
時間 15:00~16:30
定員 46名
通常会員料金 14,000円
明大カード・福利厚生会員料金 12,600円
学生・生徒・教職員会員料金 7,000円
法人会員料金 11,200円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント
リベラルアーツ
1 AP

講座趣旨

今の世界を見れば、現代文明を生み出してきた父性原理があちこちで綻び、欲望が野放しになるにつれ、格差を生み憎しみや不安、生きがいの喪失など様々な不条理が噴き出しています。むしろ律令制の始めから、その中央の動きに抵抗し、取り残された周縁の文化の中にこそ、日本が経済大国から文化大国へ歩む未来の道筋が見えてくるように思います。
この講座は、日本人が培ってきた魂の古層をとおして、閉塞した日本文化のパラダイム変換を模索するものです。

講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2017/05/17(水) 異界について   金山
2 2017/05/31(水) 白山(開山1300年)は神仏習合の先駆   若宮
3 2017/06/14(水) カミはホトケ   中沢
4 2017/06/28(水) ホトケとヒトとの感応   木村
5 2017/07/12(水) 珊瑚礁と寄せ波をめぐる信仰の話   浜口

教材

レジュメ資料

講師紹介

金山 秋男 (カネヤマ アキオ)
明治大学名誉教授、明治大学死生学・基層文化研究所代表
1948年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は死生学、宗教民俗学。著書に『歎異抄』、共著に『「生と死」の図像学』、『古典にみる日本人の生と死』など。現在、明治大学野生の科学研究所副所長、明治大学死生学・基層文化研究所代表、国際熊野学会副代表。

若宮 多門 (ワカミヤ タモン)
長滝白山神社宮司
白山美濃馬場の中心である長滝白山神社の第40代宮司。

中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)
明治大学研究・知財戦略機構特任教授、野生の科学研究所所長
1950年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士過程満期退学。チベットで仏教を学び、帰国後、人類の思考全域を視野にいれた研究分野(精神の考古学)を構想・開拓する。著書に『チベットのモーツァルト』、『森のバロック』、『フィロソフィア・ヤポニカ』、『アースダイバー』、『カイエ・ソバージュ』シリーズ、『芸術人類学』、『野生の科学』、『大阪アースダイバー』ほか多数。第26回南方熊楠賞(人文の部)受賞。近著に『虎山に入る』、『熊を夢見る』(共に角川書店)、『アースダイバー 東京の聖地』がある。

木村 宣彰 (キムラ センショウ)
大谷大学名誉教授、鈴木大拙館館長
鈴木大拙館館長。大谷大学名誉教授。1943年、富山県生まれ。66年に大谷大文学部仏教学科卒業。同大大学院文学研究科博士課程満期退学。同大図書館長、文学部長などを経て、2004年4月~2010年3月まで学長を務めた。専門は仏教学(中国仏教)。主な著書に、『注維摩経序説』(東本願寺出版部)、『仏教思想の奔流―インドから中国・東南アジアへ―』(共著・自照社出版)、『中国仏教思想研究』(法蔵館)、『五濁の時代に―念仏の導き―』上・中・下(北日本新聞社)ほか。

浜口 稔 (ハマグチ ミノル)
明治大学名誉教授
専門は、言語学史・博物思想。表象・展示の観点から、琉球とアイヌ民族の文化・歴史、沖縄県ハンセン病問題に取り組む。著書に、『綾蝶』(詩集、筆名 湊禎佳)、『言語機械の普遍幻想』他。論文に、「カムイのイォルを幻視する」、「ハンセン病回復者の語る戦世」他。展示企画に、「いま、アイヌ文化を生きる」展(明治大学)、「ふり仰ぐ明日へ——ハンセン病回復者の祈り」展(那覇空港)など。

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