会社経営と経営労務監査
講座終了
講座概要
講座番号 | 17210027 |
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期間 | 2017年10月4日 ~ 2017年12月6日 |
回数 | 9回 |
曜日 | 水 |
時間 | 19:00~21:00 |
定員 | 28名 |
通常会員料金 | 30,000円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 27,000円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 15,000円 |
法人会員料金 | 24,000円 |
キャンパス | 駿河台キャンパス |
アカデミー・ポイント ビジネス・アドミニストレーション |
2 AP |
講座趣旨
ICT(情報通信技術)の進展とグローバル化は企業経営のスタイルとあり方を変容させただけではなく、競争をエスカレートさせています。その昔、「24時間闘えますか」というCMソングがありましたが、言葉の綾ではなく真にそのような経営環境になってしまいました。こうなると、企業が果たさなければならない社会的責任(CSR)は後回しにされ、企業収益を上げることに捕らわれる「病」に侵されがちになります。「病」はやがて全身を蝕むことになります。人材マネジメントの視点からその「病」を事前に発見し、治療し、それだけでなく従業員から積極的な意欲を引き出して「健全」な企業を作り上げること、これが「経営労務監査」です。「働き方改革」が叫ばれている今日、その理論と実践を学び、健全な企業経営と持続的成長を考えてみましょう。
特記事項
【後援】全国社会保険労務士会連合会 社会保険労務士総合研究機構
【ジャンル】経営・マネジメント
【講義レベル】基本~応用
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2017/10/04(水) | グローバル時代の人事労務管理 | 黒田 | |
2 | 2017/10/11(水) | 内部統制と経営労務監査 | 山﨑 | |
3 | 2017/10/18(水) | 経営労務監査の枠組み | 野田 | |
4 | 2017/10/25(水) | 労務コンプライアンス監査の仕組 | 高田 | |
5 | 2017/11/08(水) | 労務コンプライアンス監査の実務 | 松原 | |
6 | 2017/11/15(水) | 職場のハラスメント対策 | 丹羽 | |
7 | 2017/11/22(水) | 雇用形態の多様化と現代職場のケーススタディ | 平田 | |
8 | 2017/11/29(水) | 「働き方改革」の全体像と企業に求められる対応 | 若林 | |
9 | 2017/12/06(水) | 講座総括―これからの企業成長と経営労務監査 | 田村 |
教材
レジュメ資料
講師紹介
黒田 兼一
(クロダ ケンイチ)
コーディネータ、明治大学名誉教授
明治大学大学院経営学研究科修了。専門は人事労務管理論。自動車産業を中心に、戦後日本企業の人事労務管理を研究。1992年から1年間イギリスに、2002年から2年間アメリカに滞在し、現地日系企業の人事労務管理と労使関係を調査。現在は日本の人事労務管理の「これまで、いま、これから」に焦点をあてた研究に取り組んでいる。最近の著書に『戦後日本の人事労務管理』(ミネルヴァ書房)、『フレキシブル人事の失敗』(旬報社)、『人間らしい「働き方」・「働かせ方」』(ミネルヴァ書房)など。
山﨑 憲昭
(ヤマサキ ノリアキ)
社会保険労務士
早稲田大学文学部卒。現在、日本雇用管理協会専務理事、社会保険労務士法人石山事務所パートナー、社会保険労務士法人大野事務所アドバイザー。経営労務監査の普及、人事労務のコンサルティング全般、労務関連アドバイス等の活動を行っている。社会保険労務士総合研究機構 労務管理分科会研究員。著書に「経営労務監査の実務」(中央経済社)。
野田 好伸
(ノダ ヨシノブ)
特定社会保険労務士
神奈川大学法学部卒。大学卒業後、社会保険労務士法人ユアサイド(旧西崎経営労務事務所)に就職。約6年の勤務ののち、社会保険労務士法人大野事務所に入所。現在、同法人のパートナー社員として勤務。人事労務相談業務、労務監査・診断業務、セミナー講師等を中心に活動中。特定社会保険労務士付記。
高田 弘人
(タカダ ヒロヒト)
社会保険労務士
一橋大学経済学部卒業。ベンチャー企業及び大手監査法人の人事部門勤務ののち、中堅コンサルティング企業勤務を経て、大野事務所に入所。人事労務に関する相談及び手続業務全般に従事している。特定社会保険労務士付記。
松原 熙隆
(マツバラ ヒロタカ)
社会保険労務士
早稲田大学法学部卒業後、大手住宅メーカーで営業職に従事した後、社会保険労務士法人石山事務所に入所。外資系企業を中心に人事労務相談、労務診断・監査、給与計算、社会保険・労働保険業務全般従事。特定社会保険労務士付記。
丹羽 真樹
(ニワ マキ)
社会保険労務士
電機メーカー勤務を経て、社会保険労務士法人石山事務所に入所。社労士業務のほか産業カウンセラー、セクシュアルハラスメント・パワーハラスメント防止コンサルタントとしても活動の場を広げている。
平田 未緒
(ヒラタ ミオ)
(株) 働きかた研究所 代表取締役
アイデム「人と仕事研究所」にて、女性やパート・アルバイトなど「制約社員」の雇用管理及び働く人の「働きかた」について数多くの企業と個人を取材。同所所長を経て2013年に独立後、取材で学んだ「理想の会社」、労使双方が互いに思い合い、信頼しあい、両者が共に同じ経営理念を向いて仕事をする「相思相愛」な組織創りのためのマネジメントを企業に定着させることに注力。社会保障審議会委員など厚生労働省等各種公的委員を経験。
若林 正清
(ワカバヤシ マサキヨ)
三重県社会保険労務士会会長、全国社会保険労務士会連合会副会長
1980年早稲田大学商学部卒業、1983年社会保険労務士登録、1989年行政書士登録、1992年中小企業診断士登録、2015年特定行政書士登録。平成24年より三重県社会保険労務士会会長、平成27年より全国社会保険労務士会連合会副会長に就任。社会保険労務士法人若林労務経営事務所代表。
田村 豊
(タムラ ユタカ)
明治大学大学院経営学研究科兼任講師、愛知東邦大学経営学部教授
明治大学大学院経営学研究科修了。博士(経営学)。専門は人事労務管理論、生産マネジメント論。スウェーデン企業の経営戦略と労使関係の相互関係について日本と比較し、日本企業の組織力の強さについて研究を進めている。著書に『「人材ポートフォリオ」と経営労務監査の新たな展開』(社労士総研)、『中小企業の経営力とは何だ』(中部経済新聞社)など。