17270020 大同生命寄付講座 中小企業経営革新セミナー 『農業に関わることの重要性と企業の未来』 ~企業経営における新資源としての農業との関係性創造のあり方、健康性を中心として~

講座終了

講座概要

講座番号 17270020
期間 2017年12月9日
回数 3回
曜日
時間 13:00~16:40
定員 100名
リバティアカデミー会員料金 3,000円
一般料金 3,000円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント

講座趣旨

一般に“農業”という言葉でくくられる農林水産畜産業に従事する人々の業界は、「第1次産業」という表現からも理解できるように、食糧生産という国家経済の基礎を成す分野です。しかし、第2次産業を形成する工業者や第3次産業を形成する小売・サービス業者の多くが近代的効率的な企業組織形態を採用しているのに対して、第1次産業の従事者の多くは、その大部分が圧倒的に非近代的な事業主体として「農家」や「漁師」、「林業家」、「牧畜業者」といった“経営組織体”という概念からはほど遠い「家族従事型生産組織体」としてイメージされてきました。

それは言うまでもなく、一般的に見てもビジネス組織として認識される第2次・第3次産業の事業体と比較した時、組織体としての生産力や情報収集分析力を持ち得ようもない「家族」という事業形態そのものの“弱み”の結果として、第2・第3次産業の利益のために手段化されてきた事実に顕著に現れているのではないでしょうか。

たとえば、わが国の1960年代70年代の未曽有の経済成長を支えた若年労働者の多くが第1次産業から吸い出されて都市部の第2・第3次産業に従事した主役そのものであったことや、また一方では、農機具や乗用車、家電製品、衣料繊維品等々、第2次産業が造り出した製品の需要市場として、あるいは大規模小売業者への立地提供だけでなく、販売市場としての役割を果たしながら、それら産業に対する膨大な利益を提供したという事実によって理解できるのではないでしょうか。このような事態の進展の結果として、第1次産業のための利用地やその従事者などの極端な減少だけでなく、現代のわが国の食糧自給率の低さ、あるいは森林管理の杜撰さによる治水環境の悪化やスギ花粉症の蔓延、水産資源の枯渇や安全な畜肉供給への不審といった、私たちの日常生活の基本である食糧環境における大きな不安材料を惹起する原因ともなっています。

こうした現状の課題を克服していくためには、何よりも第1次産業従事者の経済的な安定化や活性化、そのための魅力的な事業形態の創造こそが不可欠となるのではないでしょうか。実はそのための中核を担うべき存在こそが第2次・第3次産業企業なのであり、農業分野との積極的な関係性の創造の中に、すなわち新たな利益創造のための協働的事業対象としての関わり方こそが重要となるのです。これまでのような単なる利益収奪対象としての第1次産業ではなく、また個々の農家単位での対策や農業協同組合制度の改善と言ったものではなく、まったく新しい関係図式によって、第2次産業や第3次産業の技術や知恵をいかに第1次産業に注ぎながら互いの活性化を図るか、というところにこそ新たな資源としての国内農業の存在意義が見いだされるのではないかと思います。

すでに日本各地で、特に小回りの利く電子部品業界や設備機器関連業界などの中小企業の多くが、農業分野への積極的な参加とその成果を次々と出してきています。そこでは、“グローバル賛歌”の掛け声に踊らされた挙句に、為替変動などの個々の企業努力の及ばない海外市場での政治的経済的な動きに右往左往するのではなく、自らの努力の報われやすい対象としての第1次産業との関わりによる新たな価値が見いだされるのではないかと思います。

今回の講座では、第1次産業の活性化こそが国の経済基盤強化のための基本であるとの認識に立ちながら、第2・第3次産業の諸企業がどのようにそこに関わっていくべきなのかについて考えていきたいと思います。特に今回講師としてお招きする上原征彦氏は商業・流通・マーケティング分野におけるわが国を代表する学者であるだけでなく、国の農林行政や流通問題に深く関わっており、今回のテーマにおいても農業分野における現状と課題、そして工業や商業、サービス業に関わる種々の企業の新たな戦略創造のためのヒントをいただけるものと期待しております。(大友)

特記事項

【ジャンル】マーケティング
【講義レベル】基本~応用

【申込方法】事前予約制です。(全席自由、先着100名)
「お電話」か「右上(もしくは右下)の赤いボタン」からお申込みください。
TEL 03-3296-4423

■この講座は「オープン講座」であり、会員以外の方でもご受講いただけます。
※ただし、会員になることはできません。

■受講料は、事前にお支払が必要です。

■会場:駿河台キャンパスリバティタワー1階1011教室
※初回受付は教室に直接お越しください。
※駿河台キャンパスは、JR「御茶ノ水駅」徒歩3分、丸ノ内線「御茶ノ水駅」徒歩3分、千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩5分、新宿線・半蔵門線・三田線「神保町駅」徒歩5分です。

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

※講座終了後に懇親会を行います(会費無料)

【ごあいさつ ―寄付講座開設にあたって―】
当社の創業100周年を機に平成14年より開催しております本講座は、中小企業経営者のみなさまに、経営・ビジネスに関する知識・スキルの習得の場を提供することで、企業の継続発展を応援していきたいという当社の想いをお伝えする取組みのひとつとして実施してまいりました。
これまでに受講されたみなさまからは大変ご好評いただいており、明治大学様では通算16回目の開催となります。
未来に向けてこれからも中小企業のみなさまとともに歩んでいくために、この講座をひとりでも多くの方にお役立ていただけるよう努力してまいりますので、お誘い合わせのうえご受講いただければ幸甚でございます。
〈ホームページ〉 http://www.daido-life.co.jp/


講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2017/12/09 企業経営における財務面の健康性とは   赤岩
2 2017/12/09 なぜ今農業なのか ~市場としての魅力と可能性~ 日本水産(松田氏)、住友大阪セメント(小堺氏)による事例研究 大友
3 2017/12/09 農業分野における現状と課題、そして新たな価値創造に向けて   上原

講師紹介

大友 純 (オオトモ ジュン)
明治大学商学部教授、コーディネータ
明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。

赤岩 茂 (アカイワ シゲル)
税理士法人報徳事務所代表社員・理事長 公認会計士・税理士
1958年生まれ。1980年法政大学経営学部卒業。在学中に公認会計士二次試験合格。監査法人等勤務を経て現在に至る。
法政大学大学院政策創造研究科客員教授、松下政経塾実践経営学講座主任講師。元TKC全国会創業・経営革新支援委員会委員長『「活力ある企業」の条件』TKC出版等著書多数。経営理念を中心とした経営者論には定評がある。TKC全国会派遣講師。

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TKC全国会とは、租税正義の実現を目指し、関与先企業の
永続的繁栄に奉仕する、税理士および公認会計士1万名超が
組織するわが国最大級の職業会計人集団です。
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松田 良大 (マツダ ヨシヒロ)
日本水産株式会社 ファインケミカル事業部 特販リーダー

小堺 規行 (コサカイ ノリユキ)
住友大阪セメント株式会社建材事業部新規事業グループ担当部長
群馬大学大学院工学研究科合成化学専攻修了。2002年より(財)社会経済生産性本部経営アカデミー,引き続き明治大学リバティアカデミーにおいてマーケティング戦略理論を専修。本講座コーディネータの大友教授のご指導の元,数々の戦略理論を実際の新規ビジネス立ち上げに次々と導入し,その効果の検証をしながら,理論の実践活用法と組織体のあり方について研究を続けている。

上原 征彦 (ウエハラ ユキヒコ)
コーディネータ、元明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授、昭和女子大学現代ビジネス研究所特命教授
1968年東京大学経済学部卒業。日本勧業銀行、財団法人流通経済研究所、明治学院大学教授、明治大学専門職大学院教授を経て現職。この間、ペンシルベニア大学ウォートン校の客員教授として取引慣行の日米比較研究を行った。2002年より財団法人流通経済研究所理事、2010年~2015年理事長。著書:『経営戦略とマーケティングの新展開』(誠文堂新光社)、『マーケティング戦略論』(有斐閣)など多数。

TKC全国会派遣講師(予定) (ティーケーシーゼンコクカイハケンコウシ)

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