18220063 731部隊と現代科学の軍事化 戦争と平和シリーズ 731部隊医師たちの戦後は、現在の軍学協同・科学の軍事化で繰り返されないか?

受付終了

講座概要

講座番号 18220063
期間 2018年10月3日 ~ 2018年10月31日
回数 5回
曜日
時間 17:00~18:30
定員 50名
通常会員料金 12,000円
明大カード・福利厚生会員料金 10,800円
学生・生徒・教職員会員料金 6,000円
法人会員料金 9,600円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント
リベラルアーツ
1 AP

講座趣旨

本講座は、春学期の「731部隊と戦後日本」の延長上で、戦争に協力した医師・科学者たちの戦後の生き方を詳しくたどり、再び戦争の足音が近づく大学と科学のあり方を考える。戦争が始まると、大学や科学者が軍事協力から逃れるのは困難になる。研究・教育は「国策」に巻き込まれる。石井四郎731部隊長は高度な植民地医学を夢見て進んで軍部に協力し、巨額の予算で人体実験・細菌戦に加わる。戦争反対の湯川秀樹のような良心的科学者でも、兵器開発を強いられた。731部隊医師でも、柄沢十三夫はソ連で捕まり戦犯として懺悔し帰国直前に謎の死を遂げるが、米軍に実験データを提供して免責され出版業や血液銀行で大儲けして同窓会を組織する二木秀雄、北海道副知事になる長友浪男のように、多くはスポンサーを軍部から米軍・厚生省に乗り換えて、復権していった。

講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2018/10/03 戦争と科学者ーーノーベル賞受賞者湯川秀樹の場合 2017年に京大は湯川秀樹1945年日記を初公開した。原爆開発への余儀ない協力と共に、戦争反対の苦悩も書かれていた。 加藤
2 2018/10/10 戦争と医学者ーー731部隊長石井四郎と長友浪男の場合 石井四郎は留学で細菌戦の重要性を学び、軍部に進言して731部隊を設立した。その野望と挫折、部下たちの米軍・厚生省協力を追う。 加藤
3 2018/10/17 731部隊柄沢十三夫とプリンス近衛文隆の56年不審死 731部隊医師柄沢十三夫は49年ハバロフスク裁判で戦争犯罪を認め懺悔した。収容所に近衛文隆が合流し一緒に謎の死を遂げた。 加藤
4 2018/10/24 731部隊とメディアの情報戦ーー『政界ジープ』対『真相』 731部隊医師二木秀雄は戦後は反共時局雑誌『政界ジープ』で左派の佐和慶太郎『真相』に対抗、儲けた金で幹部の同窓会を作る。 加藤
5 2018/10/31 再び戦争に近づく現代科学ーー原発から社会科学まで 研究費不足の大学と科学者は、戦争が近づくと湯川・柄沢のような消極的協力か、石井・二木のような時局便乗かの選択を迫られる。 加藤

教材

※配付資料
( 参考文献) 加藤哲郎『731部隊と戦後日本ーー隠蔽と覚醒の情報戦』(花伝社、2018年)1,700円+税

講師紹介

加藤 哲郎 (カトウ テツロウ)
一橋大学名誉教授 政治学・比較政治・現代史/博士(法学)
1947年生、東京大学法学部卒業。現在一橋大学名誉教授(政治学・現代史)、博士(法学)。英国エセックス大学、米国スタンフォード大学、ハーバード大学、ドイツ・ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学、早稲田大学客員教授等歴任。インターネット上で「ネチズン・カレッジ」主宰。著書に『国境を越えるユートピア』『象徴天皇制の起源』『ゾルゲ事件』(平凡社)、『情報戦の時代』『情報戦と現代史』『「飽食した悪魔」の戦後』(花伝社)、『社会と国家』『ワイマール期ベルリンの日本人』『日本の社会主義——原爆反対・原発推進の論理』(岩波書店)、など多数。

生方 卓 (ウブカタ スグル)
コーディネータ・元明治大学政治経済学部准教授
社会思想史専攻。研究テーマは、ヘーゲルとヘーゲル学派の社会哲学、環境哲学等、共著に『ドイツ社会主義研究』、『経済思想の源流』など。

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