3.11後の老いと病と死

3.11後の生と死を考える

講座終了

講座概要

講座番号 11270018
期間 2011年10月29日
回数 1回
曜日
時間 15:00~17:00
定員 200名
リバティアカデミー会員料金 0円
一般料金 1,000円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント

講座趣旨

3.11は、かつての9.11同様、本来滞在していたヒズミが顕在化したにすぎません。真の問題は、今回の震災や原発事故の根底にある、私たちの「生と死の現在」が露呈されたということ。東電や政界や官僚を批判しても、所詮それは一過性にすぎず、本当に私たちが新生の道を模索するなら、これまで専門家や役人たちが生み出してきたシステムへの盲目的といっていい過剰依存こそ問われねばなりません。
それは加速度的に複雑化するグローバル化社会の中で、ますますかつての共同性を喪失し、その空洞化の中で激増しつつある自殺、孤独死、高齢者所在不明、直葬や幼児虐待などを、現在の震災や原発騒ぎの中に埋没させてはならないということでもあります。
今、私たちに突きつけられているのは思想的大転換。世界資本主義が崩壊しつつあるいま、日本がもとの経済大国の道への復旧を目指すのか、それとも根本的に新しい光を世界に投げかけるのか。
世界のパラダイムの変換の現場、すなわち広島、長崎、そして福島を抱える私たちこそ、宇宙のすべてのものが不断につながっているというコスモロジーに生きとし生けるものを解き放つ使命があると思います。
この講座は、以上のようなコンセプトをもとに、中沢新一教授を中心に設立された「明治大学野生の科学研究所」とリバティアカデミーの共同企画であります。

特記事項

申込方法:事前予約制です。(全席自由、先着200名)
ホームページ、またはお電話にてお申込下さい。
TEL:03-3296-4423 WEB:https://academy.meiji.jp
●リバティアカデミーオープン講座は、会員の方以外も広く受講できます。
●受講料がある場合は、当日「会場受付」にてお支払いただきます。
●お申込後、受講のご案内といった郵送物は送付されません。

講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2011/10/29(土)      

講師紹介

越川 芳明 (コシカワ ヨシアキ)
明治大学名誉教授
1952年千葉県生まれ。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位所得退学。専攻は米文学。90年代後半から、米墨国境地帯のボーダー・ピープルの「声」と「歌」を聴くために、精力的にフィールドワークを行う。著書に『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』、『ギターを抱いた渡り鳥 チカーノ詩礼賛』、『周縁から生まれる ボーダー文学論』、『カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説』など多数。

伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)
詩人
80年代女性詩ブームの火付け役にして牽引役。その詩は、性や身体、生殖に関する言葉にみちみちている。一時期、現代詩から遠ざかっていたが、小説家としての活動を経て、詩に戻り、語りものをベースにした超現代詩を展開している。『河原荒草』で高見順賞、『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、紫式部文学賞をダブル受賞。近年はお経の日本語訳に取り組んでいる。

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