21120062 【対面】写本を読んでみる-成尋阿闍梨母集 毎回本文の一部を写本(影印)を読んでみます。
受付準備中
講座概要
講座番号 | 21120062 |
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期間 | 2021年6月2日 ~ 2021年7月14日 |
回数 | 4回 |
曜日 | 水 |
時間 | 13:30~15:00 |
定員 | 19名 |
通常会員料金 | 8,800円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 7,920円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 4,400円 |
法人会員料金 | 7,040円 |
キャンパス | 駿河台キャンパス |
アカデミー・ポイント | − |
※料金は全て税込価格
講座趣旨
高貴権門の家系の出自の作者は、平安の女流文学が華やかに開花した時代に少女期を過ごした。母の死、夫との死別と言う悲運にありながらも、僧侶となった二人の息子を誇りに支えに齢八十余まで穏やかな充足した日々を送っていた。延久元(1069)年、誉れ高い高僧の息子から渡宋の決意と母との離別を告げられる。齢八十余にしての息子との突然の離別の悲嘆苦悩は長命故の不幸、罪であると我が身を厭い、現世での再会は望むべくもなく極楽浄土での再会を祈願するのみの日々。そして遠く離れて行く我が子の無事を一心一途に仏に祈る老母の愛の日記を読む。
特記事項
■対面での講座実施については講座開始月の約一か月前の状況をもとに受付開始の判断を行います。
状況次第では開講を見送る場合やオンライン講座に変更となる場合もございますのでご了承ください。
■対面型講座における感染予防対策についてはこちらをご確認ください。
申込開始予定 5月上旬
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2021/06/02 | 成尋渡宋の決意 | 息子成尋に渡宋の意思決意を告げられ離別を悲しみ嘆く。 | 土田 |
2 | 2021/06/16 | 成尋との離別 | 比類ない成尋の志は嬉しく誇らしくもあるものの遠く長い離別は我が長命故の罪と思う。 | 土田 |
3 | 2021/06/30 | 悲嘆の涙の日々 | 所用で一時淀から帰京した成尋との再会と再度の別れの悲しみは哀絶を極める。 | 土田 |
4 | 2021/07/14 | 極楽往生の願い | 成尋渡宋の報せにもはや現世での再会の望みは絶たれ極楽浄土での再会を祈る。 | 土田 |
教材
配付資料
講師紹介
土田 節子
(ツチダ セツコ)
国文学研究資料館を経て元いわき明星大学准教授
日向 一雅
(ヒナタ カズマサ)
明治大学名誉教授、(一社)紫式部顕彰会理事
東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。主要著書『源氏物語の準拠と話型』至文堂、『源氏物語その生活と文化』中央公論美術出版、『源氏物語 東アジア文化の 受容から創造へ』笠間書院、岩波新書『源氏物語の世界』など。
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