西洋と日本における「性意識」の展開
同性愛への対処を切り口に古今東西の「性意識」の分析を試みる【Zoom/日本の文化・歴史/世界の文化・歴史/その他/】講座終了
講座概要
講座番号 | 22120238 |
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期間 | 2022年7月23日 ~ 2022年8月6日 |
回数 | 3回 |
曜日 | 土 |
時間 | 10:30~12:00 |
定員 | 100名 |
通常会員料金 | 5,940円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 5,940円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 5,940円 |
法人会員料金 | 5,940円 |
キャンパス | その他 |
アカデミー・ポイント | − |
※料金は全て税込価格
講座趣旨
「性」には身体的にも文化的にも歴史的にもあるいは宗教的にも様々なとらえ方が存在する。そのとらえ方を「性意識」と名付け、日本や西洋における「性意識」が、どう展開していったのかを、「同性愛」への対応という尺度で分類を試みたものである。今シリーズ、日本での時代設定を平安から江戸とする。この約1000年の間にも、日本人の「性意識」は特に宗教的な影響から大きく変貌を遂げていくのだが、一方、性にタブーをあまり設けない、つまり大らかな「性意識」は古代から連綿と引き継がれているようである。近代以降、日本人はそれこそ「近代化」された「性意識」をまとうわけであるが、先の底流としての大らかな「性意識」は、日本人のどこかに残され、歌舞伎や宝塚の隆盛につながっているのであろう。本講座ではアカデミックな視座は維持しつつ、日本と西洋、過去や現在と、時空に「遊び」ながらの「教養バラエティ」をめざしたい。
【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/61fc818e28338
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)
特記事項
※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。
※本講座はリアルタイム配信型(Zoom)型となります。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。
■申込締切日:7月22日(金) 10:00AM
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2022/07/23(土) | 日本の古代・中世(貴族等)の「性意識」 | ①古事記と旧約聖書に見る「性意識」 ②道綱の母と和泉式部の「恋愛観」 ③「虫めづる姫君」と平(北条)政子に見る「新しい女性像」 ④宗教者の「性意識」:稚児、浄土真宗、カトリック神父 |
伊藤暁 |
2 | 2022/07/30(土) | 日本の近世(町人等)の「性意識」 | ①宣教師の驚愕した「性意識」 ②春日局と「明智」ガラシア ③歌舞伎と陰間茶屋 ④吉原とオランダ「飾り窓」 |
伊藤暁 |
3 | 2022/08/06(土) | 信長とソクラテスの「性意識」 | ①戦国武将と衆道 ②古代ギリシアの「饗宴」 ③「同性愛」の分類 ④西洋と日本における「性意識」の分類 |
伊藤暁 |
教材
配付資料
※会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
講師紹介
伊藤 暁
(イトウ サトル)
教育問題アナリスト
企業、私立中高勤務後、北陸大学教授、恵泉女学園大学教授。現在東京電機大学非常勤講師。東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒業、文学部卒業、同大大学院社会学研究科修士課程修了。専攻は教育史、英語教育、性教育など。著書『The Speckled Band』(Obunsha)他、論文「教育の政治化論争」(慶應義塾大学『哲学』所収)、「人間教育としての性教育」(人間主義学会「アガトロギア研究」所収)他。
伊藤 貴昭
(イトウ タカアキ)
明治大学文学部准教授
慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻単位取得退学。博士(教育学)。
2013年明治大学文学部専任講師,2016年より現職。教職課程担当。