【アーカイブ】日本書紀の世界 XXⅦ(春期)
難波宮における「まつりごと」Ⅲ【アーカイブ/Zoom】講座概要
講座番号 | 22320206 |
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期間 | 2022年9月1日 ~ 2023年3月31日 |
回数 | 5回 |
曜日 | |
時間 | 24時間視聴可 |
定員 | 100名 |
通常会員料金 | 5,500円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 5,500円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 5,500円 |
法人会員料金 | 5,500円 |
キャンパス | その他 |
アカデミー・ポイント | − |
講座趣旨
『日本書紀』の講読も27年を迎え、『書紀』の天皇史のなかで、いちばん難解な孝徳紀に入ってから3年目となります。逐条的な講読を続けていますが、なかなか慣れるには大変かと思います。しかし、講読を通じて、大化改新詔の構造が、なぜ4項13条の内容であったのか、当時の史料からそれなりに説明できるようになってきたかと思います。単なる解説ではなく、皆さんと一緒に新しい学史を切り拓く探究心をもちながら、「やさしく、深く、おもしろい」古代史をめざしたいと思います。
『書紀』では、日本の「近代化」が大化改新にあるように描かれていますが、公民制の創出と礼制の導入にあることを明らかにしていきましょう。
特記事項
※本講座は2022年度春期講座として、2022年6月9日~7月28日に実施した講座のアーカイブ講座(すでに実施した講座の録画をご視聴いただく講座)です。
※講座内容に関する質問を受け付けることはできません。予めご了承ください。
※原則として、リアルタイム配信型の講座を録画したものをご視聴いただきます。大学側で一部編集する場合がありますが、途中の映像音声の乱れについて、了承くださるようお願いいたします。
■視聴方法
お申込み完了後、会員ページにログインしてください。「マイページ」よりご視聴いただけます。
視聴期限は、2023年3月31日(金)までです。期間中は何度でも視聴できます。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
■申込締切日:2023年2月20(月)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
受講をお薦めする方
飛鳥時代における歴史の事実を知りたい方。古代史ファン。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2022/09/01(木) | 新孝徳紀 12 | いわゆる「品部廃止の詔」関係の記述。部民制の問題と前半の大化2年⒏月詔を考えます。 | 吉村 |
2 | 2022/09/01(木) | 新孝徳紀 13 | 「品部廃止の詔」の後半である大化3年4月詔を解き明かしたい。 | 吉村 |
3 | 2022/09/01(木) | 新孝徳紀 14 | 推古朝の冠位制の意義をふまえ、孝徳朝における冠位制の改革を考えます。 | 吉村 |
4 | 2022/09/01(木) | 新孝徳紀 15 | 蘇我倉山田麻呂の事件は、何だったのか。改新の政治史を振り返ります。 | 吉村 |
5 | 2022/09/01(木) | 新孝徳紀 16 | 『書紀』による白雉の改元とは何か。祥瑞出現による改元の歴史的意味を問い直します。 | 吉村 |
教材
・テキスト
坂本太郎ほか『日本書紀 四』岩波文庫
※教材は、各自購入願います
・配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
講師紹介
吉村 武彦
(ヨシムラ タケヒコ)
明治大学名誉教授
1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『新版 古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)、『女帝の古代日本』(岩波新書)、『蘇我氏の古代』『大化改新を考える』(岩波新書)他多数。