明治大学博物館 第70回考古学ゼミナール 縄文土偶研究の現在【ハイブリッド/対面】

企画協力:明治大学文学部史学地理学科考古学専攻【対面/日本の文化・歴史/世界の文化・歴史/文学/その他/】

講座終了

講座概要

講座番号 23121308
期間 2023年6月9日 ~ 2023年6月30日
回数 4回
曜日
時間 15:00~16:30
定員 60名
通常会員料金 5,500円
明大カード・福利厚生会員料金 5,500円
学生・生徒・教職員会員料金 5,500円
法人会員料金 5,500円
キャンパス 駿河台キャンパス
アカデミー・ポイント
※料金は全て税込価格

●ハイブリッド講座●
オンライン講座と対面講座を同時に実施する講義形式です。

<ハイブリッド/対面>
教室内で講師が行なう対面講義をご受講いただきます。

<ハイブリッド/オンライン>
教室で行なわれる対面講義をリアルタイムのZoom配信にてご受講いただきます。

講座趣旨

明治大学博物館では、遮光器土偶(青森県亀ヶ岡遺跡)と山形土偶(千葉県江原台遺跡)の優品土偶2点を所蔵しています。メディアや書籍で紹介される機会も多く、来館者からも高い関心が寄せられています。謎が多いとされる土偶ですが、数万点ともいわれる膨大な出土資料について研究が進められています。今回の考古学ゼミナールでは、関東・東北地方を中心として、土偶の出土量や形状の変遷、製作方法や地域間の関係など近年の考古学的な分析・研究によって明らかになった様相について紹介し、「土偶とは何か」に迫ります。

特記事項

お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。

※こちらはキャンパス(対面型)で受講希望の方専用の申込ページです。
Zoomによるリアルタイム配信型で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。

■申込締切日: 6月 8日(木)10:00AM

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

■本講座は、ハイブリッド型の対面式講座です。受講料の割引対象外です。


講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2023/06/09(金) 土偶とは何か-山形土偶とハート形・ミミズク土偶を中心に- 関東地方の土偶を中心に型式や製作技法、地域社会の中での土偶の位置づけなどを考古学的な方法で分析し、「土偶」と縄文社会との関係について考えます。 阿部
2 2023/06/16(金) ハート形土偶の出現と展開 東北地方にルーツを持つハート形土偶の変遷と広がり、そして山形土偶との関係を考えます。 上野
3 2023/06/23(金) ミミズク土偶と耳飾 ミミズク土偶の変化や出土状況などの様相と、耳飾が強調された意味について紹介します。 吉岡
4 2023/06/30(金) 東北地方の土偶-遮光器土偶を中心に- 遮光器土偶の変遷を軸に、他の種類の土偶や岩偶との関係の中で、その特色を考えます。 八木

教材

配布資料

受講生の声

・最高レベルの先生方の講演がきけて大変満足しています。レベルの高い先生方の講演も今後もよろしく。
・貴重なお話を聞くことができ、とても有意義でした。

講師紹介

阿部 芳郎 (アベ ヨシロウ)
コーディネータ、明治大学文学部教授、資源利用史研究クラスター 代表
縄文時代の資源利用史を主なテーマとして、生業と社会や土偶祭祀と地域社会の関係などに注目し、縄文社会の特質について考えている。専門は先史考古学。

上野 修一 (ウエノ シュウイチ)
大田原市教育委員会文化振興課 指導監(学芸員)
1956 年栃木県生まれ。学生時代は(財)古代学協会平安博物館の渡辺誠先生に師事。考古学、民具学を学ぶ。1979年 立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業後は、郷里の栃木県へ高等学校教員として戻り、県立博物館、県埋蔵文化財センター などに勤務。主な著書は、橋口尚武編1999『海を渡った縄文人』小学館(共著)、阿部芳郎編 2012『土偶と縄文社会』雄山閣(共著)など。

吉岡 卓真 (ヨシオカ タクマ)
さいたま市教育委員会 文化財保護課 主査
1979 年生まれ。2004 年明治大学大学院博士前期課程修了。専門は縄文時代後・晩期の土器、土偶、土製耳飾りをはじめとする土製遺物や、集落遺跡と低湿地遺跡の複合的な研究を行う。現在は、重要文化財のミミズク土偶出土遺跡である国指定史跡真福寺貝塚の史跡整備に関連する発掘調査に従事する。主な著者は「後晩期の土製耳飾り」『身を飾る縄文人‐副葬品から見た縄文社会‐』(2019雄山閣)など。

八木 勝枝 (ヤギ カツエ)
公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター主任文化財専門員
1974年福岡県生まれ 2000年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士課程前期修了 2001年から現職。2008~2016年岩手県立博物館に異動し、2012年に企画展『土偶まんだら』展を開催。

忽那 敬三 (クツナ ケイゾウ)
コーディネータ、明治大学博物館学芸員
1975年静岡生まれ。大阪大学大学院博士課程前期修了。岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手を経て現職(考古部門担当)。埋葬に関わる遺物や遺跡から、弥生・古墳時代の家族や祭祀のありかたを復元する研究に取り組む。おもな著作に、『ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究』(2019)、「弥生人のライフプロセス」(『弥生時代の考古学』9,同成社2011)、『王の埴輪―玉里舟塚古墳の埴輪群―』(2010)など。

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