日本書紀の世界 XXⅧ(春期)【対面】
難波宮における「まつりごと」Ⅲ【対面/日本の文化・歴史/文学/】講座概要
講座番号 | 23120303 |
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期間 | 2023年4月20日 ~ 2023年5月25日 |
回数 | 5回 |
曜日 | 木 |
時間 | 15:00~16:30 |
定員 | 30名 |
通常会員料金 | 15,125円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 13,613円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 7,563円 |
法人会員料金 | 12,100円 |
キャンパス | 駿河台キャンパス |
アカデミー・ポイント リベラルアーツ |
1 AP |
講座趣旨
古代日本を知るために、少々難しいけれど『日本書紀』を読もうという趣旨で、皆さんと『書紀』を読んでいます。『書紀』の天皇史のなかで、いちばん難解な孝徳紀に入ってから4年目を迎えます。逐条的な講読を続けていますが、ようやく慣れてこられたかと思います。皆さんと一緒に、新しい研究を切り拓いていこうという気持ちで読んできました。途中からでも参加できるように、「やさしく、確かで、おもしろい」古代史を引き続きめざします。
難波宮では中大兄(後の天智天皇)と孝徳天皇の「不和」が起こり、中大兄らは大和にもどります。歴史は大きく動きますが、次に即位したのは斉明天皇、つまり皇極女帝の重祚です。飛鳥の「石の文化」の創設者です。
特記事項
※本講座は対面型となります。
■対面型講座における感染予防対策については以下をご確認ください。
なお、本学独自の活動制限指針レベルおよび感染症拡大状況を踏まえ、中止とする場合があります。
・対面型講座における感染症予防対策について
・対面型講座出席者に感染者または濃厚接触者が出た場合の取扱フロー
■申込締切日:4月19日(水) 10:00AM
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
受講をお薦めする方
『日本書紀』に関心のある方であれば、はじめての方にもわかりやすい説明を心がけます。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2023/04/20(木) | 孝徳紀 新1 | 孝徳朝の礼制と仏教 | 吉村 |
2 | 2023/04/27(木) | 孝徳紀 新2 | 中大兄が飛鳥に戻る | 吉村 |
3 | 2023/05/11(木) | 孝徳紀 新3 | 孝徳天皇が没する。斉明重祚 | 吉村 |
4 | 2023/05/18(木) | 斉明紀 新1 | 蝦夷と隼人の来朝とセレモニー | 吉村 |
5 | 2023/05/25(木) | 斉明紀 新2 | 飛鳥の土木事業。石造物 | 吉村 |
教材
・テキスト
坂本太郎ほか『日本書紀 四』岩波文庫
※教材は、各自購入願います。
・配付資料
受講生の声
・非常に内容の濃い授業であった。学ぶ価値のある講座である。
・一つ一つ丁寧に紐解いて下さるのがいいと思っています。
・考古学、仏教、建築、古代文学等の資料を縦横・多角的に聞いて、また、多くの研究者の学説研究の到達点が抜歴され、大変有意義な講義内容で、とても面白い。
講師紹介
吉村 武彦
(ヨシムラ タケヒコ)
明治大学名誉教授
1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『新版 古代天皇の誕生』(角川ソフィア文庫)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)、『女帝の古代日本』(岩波新書)、『蘇我氏の古代』『大化改新を考える』(岩波新書)他多数。