【アーカイブ】登戸研究所による防諜(ぼうちょう)作戦
戦前日本におけるスパイ対策と憲兵の活動【アーカイブ/Zoom】講座概要
講座番号 | 23320201 |
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期間 | 2023年4月1日 ~ 2023年8月31日 |
回数 | 3回 |
曜日 | |
時間 | 24時間視聴可 |
定員 | 100名 |
通常会員料金 | 3,300円 |
明大カード・福利厚生会員料金 | 3,300円 |
学生・生徒・教職員会員料金 | 3,300円 |
法人会員料金 | 3,300円 |
キャンパス | その他 |
アカデミー・ポイント | − |
講座趣旨
現在の明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区)は旧日本陸軍の登戸研究所の跡地に立地しています。登戸研究所では、秘密戦(防諜・諜報・謀略・宣伝)のための兵器・資材を開発・製造していました。今回の講座では、今までほとんど触れてこなかった防諜(ぼうちょう)作戦に焦点をあてます。
防諜とはスパイ取り締まりのことです。戦前日本において防諜は、特高警察や憲兵隊によって実行されていました。登戸研究所では、主に憲兵隊が使用する様々な防諜用兵器・資材、例えば、盗聴器・無線標定機(無線電波の発信源を特定する機械)・特殊カメラなどを作っていました。
今回の講座では、戦前日本の防諜政策、防諜機関、登戸研究所の活動とゾルゲ事件などについても解説します。
特記事項
※本講座は2022年度秋期講座として、2022年11月19日~12月17日に実施した講座のアーカイブ講座(すでに実施した講座の録画をご視聴いただく講座)です。
※講座内容に関する質問を受け付けることはできません。予めご了承ください。
※原則として、リアルタイム配信型の講座を録画したものをご視聴いただきます。大学側で一部編集する場合がありますが、途中の映像音声の乱れについて、了承くださるようお願いいたします。
■視聴方法(配信開始日:4月1日)
お申込み完了後、会員ページにログインしてください。「マイページ」よりご視聴いただけます。
視聴期限は、2023年9月30日(土)までです。期間中は何度でも視聴できます。
※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。
■申込締切日:2023年8月21日(月)
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
講義概要
日付 | 内容 | 各回の詳細 | 担当講師 | |
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1 | 2023/04/01(土) | 戦前日本における防諜政策と防諜機関 | 日本の防諜(スパイ取り締まり)政策は誰によって立案され、その実行を担っていたのはどのような機関・組織であったのかを明らかにします。 | 山田 |
2 | 2023/04/01(土) | 登戸研究所における防諜兵器(憲兵資材)の開発 | 登戸研究所第1科・第2科において開発・製造されていた憲兵資材としての防諜兵器を紹介し、それがどのように実際に使用されたのかを解説します。 | 山田 |
3 | 2023/04/01(土) | 防諜作戦としてのゾルゲ事件 | 戦前日本における最大のスパイ事件とされるゾルゲ事件(摘発1941-42年)の全体像と取り締まり側の具体的な捜査活動について明らかにします。 | 山田 |
教材
配付資料
会員のページ「マイページメニュー」の「オンライン講座視聴・資料ダウンロード」にてダウンロードしていただきます。
講師紹介
山田 朗
(ヤマダ アキラ)
明治大学文学部教授、平和教育登戸研究所資料館館長
1956年大阪府生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。博士(史学)。日本現代史・軍事史を専攻。主な著書に、『大元帥・昭和天皇』(新日本出版社)、『兵士たちの戦場』(岩波書店)、『日本の戦争』(新日本出版社)、『軍備拡張の近代史』(吉川弘文館)、『世界史の中の日露戦争』(吉川弘文館)などがある。