「戦争と倫理・戦略と道徳を考える」(教養としての戦略学)

「戦争倫理学」「戦争哲学」へのアプローチを通じて戦略的思考を学ぶ【ビジネス/マネジメント/国際理解/】

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講座概要

講座番号 23210022
期間 2023年12月7日 ~ 2023年12月21日
回数 3回
曜日
時間 19:00~20:30
定員 20名
通常会員料金 10,380円
明大カード・福利厚生会員料金 10,380円
学生・生徒・教職員会員料金 10,380円
法人会員料金 10,380円
キャンパス その他
アカデミー・ポイント
※受講にかかる通信費用は受講生の自己負担となります。
※料金は全て税込価格

講座趣旨

これまで「教養としての戦略学」という枠組みで、古典戦略思想(孫子、クラウゼヴィッツ、リデルハート等)、大東亜戦争(『失敗の本質』)、ウクライナ戦争などを題材にして戦略論・組織論を軸に講座を展開してきました。今回の講座では、少しアプローチを変えて、「戦争」と「倫理」、「戦略」と「道徳」といった一見矛盾するものを考えていく講座となります。日本ではあまりメジャーではない「戦争倫理学」、「戦争哲学」といった領域に近いものになります。ウクライナ戦争の衝撃は、平和の貴重さを知ることになりましたが、今こそ戦争と平和を分別せずに相互に越境して考えるべきだと思っております。本講座では理想論と現実論を交互しながら進めますが、これは社会・ビジネス一般における戦略的思考などにも通じる部分があるかと思います。

【紹介動画】
https://commonsi.muc.meiji.jp/em/64e84fe86a379
※本動画は、担当講師が講座の魅力やねらいなどを数分でまとめたものです。お申込みの参考にしてください。
(ストリーミング動画です。通信費は視聴者負担となります。)

特記事項

※本講座はリアルタイム配信型(見逃し配信付き)となります。
■見逃し配信視聴方法(収録動画のストリーミング配信)
各回実施日の翌々日(日・祝日を除く)21時までに会員のページ「マイページ」に公開します。
視聴期限は、最終回の収録動画を公開してから2週間後です。期間中は何度でも視聴できます。
見逃し配信に関する詳細及び注意事項は、下記「オンライン講座ご受講にあたって」をご確認ください。

※お申込み前に必ずオンライン講座ご受講にあたってをご確認ください。

※初めてZoomをご利用になる方は、Zoomご利用ガイドをご覧ください。


■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。

受講をお薦めする方

◆ビジネスパーソン、官公庁関係者、当該問題に関心のある方などにおすすめする講座です。

◆継続受講者向けメッセージ
これまでの講座では孫子、クラウゼヴィッツなどの戦略思想を軸にそれを深掘りする方向でしたが、今回はそれと矛盾するようなそれぞれ同時代の思想(倫理)も対照的に取り上げていきます。これによってより俯瞰して戦略を考える機会になると思います。

講義概要

  日付 内容 各回の詳細 担当講師
1 2023/12/07(木) 古代の戦争と倫理・戦略と道徳 人類の歴史の始まりと共にあった戦争と倫理を考える。古代の戦争とルール、古代の戦略思想と道徳(孫子と孔子(儒学))などを中心に。 西田
杉之尾
2 2023/12/14(木) 近代の戦争と倫理・戦略と道徳 火器の発達と共に烈度が増す近代の戦争と倫理を考える。変わりゆく戦争と戦争哲学、近代の戦略思想と道徳(クラウゼヴィッツとカント『永遠平和のために』)などを中心に。 西田
杉之尾
3 2023/12/21(木) 現代の戦争と倫理・戦略と道徳 あらゆるものが戦力となった現代戦の戦争と倫理を考える。ウクライナ戦争と国際法・倫理的問題、戦略思想と道徳(現代戦略思想の抱える問題)。 西田
杉之尾

教材

マイケル・I・ハンデル著、杉之尾宜生・西田陽一訳『米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ』(日本経済新聞出版社、2012 年・日経ビジネス人文庫、2017 年)1,980円/990円 ※開講決定のご連絡後、各自購入願います。

受講生の声

◆講師の話も非常にわかりやくす、難易度の高い思考も考えるきっかけを貰いながら深めることができたと思っています。また、話の仕方や話すスピードなども非常に聞き取りやすく、そういった面でも大変勉強になる講座でした。

◆古典と現実をつなげて論じるのは、まさに知的アクロバットだと思います。西田先生の整理と杉之尾先生のご経験、とても示唆に富むものでした。

講師紹介

西田 陽一 (ニシダ ヨウイチ)
戦略コンサルタント、実業家、作家
1976年北海道札幌市生まれ。ワシントン州立大学経済学部卒。鉄鋼専門商社勤務を経て、現在
(株)陽雄代表取締役。航空・陸上自衛隊幹部学校部外講師(指揮幕僚課程・幹部高級課程)、海上自衛隊部外講師(航空学生課程)。日本クラウゼヴィッツ学会理事。戦略研究学会会員。みそら塾主宰。
著書『戦略思想史入門—孫子からリデルハートまで』(ちくま新書)、『「失敗の本質」と戦略思想—孫子・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因』(共著、ちくま新書)、訳書『米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ』(M.I.ハンデル著、共訳、日経ビジネス人文庫)など他。

杉之尾 宜生 (スギノオ ヨシオ)
戦史研究家、元防衛大学校教授(戦史・戦略)
1936年生まれ(本名:孝生)。防衛大学校卒。1961年、陸上自衛隊入隊。防衛大学校防衛学教室助教授、教授を経て、現在は戦史研究家(支那事変・大東亜戦争・中東戦争など)。共著に『失敗の本質』(中公文庫)、『戦略の本質』『撤退の本質』(日経ビジネス人文庫)。単著に『大東亜戦争 敗北の本質』(ちくま新書)、『[現代語訳]孫子』(日経ビジネス人文庫)など。

藤江 昌嗣 (フジエ マサツグ)
コーディネータ、明治大学経営学部教授・京都大学博士(経済学)、戦略研究学会会長、MOSマネジメント・オブ・ サスティナビリティ研究所 所長
1978年京都大学経済学部卒業、民間企業勤務後、神戸大学大学院を経て、1984年岩手大学人文社会科学部専任講師、1987年東京農工大学農学部助教授、1992年明治大学助教授、翌年教授、現在に至る。京都大学博士(経済学)、明治大学元副学長、戦略研究学会会長、MOSマネジメント・オブ・サステナビリティ研究所所長。単著『ビッグデータ時代の統計学入門ーデータサイエンスを支える統計の基本』(学文社)、『アジアからみた新地政学的マクロ経済学ーIMF・GATT体制を超えて』(学文社)、共著『アジアからの戦略的思考と新地政学』(芙蓉書房)、共著『企業経営と人生設計のワークブック -経営はアート、管理はサイエンス-』(芙蓉書房)他

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