実践プロジェクトゼミナール(鈴木ゼミ)
- 講師鈴木仁里(すずきにさと)
明治大学商学部専任講師 - 明治大学商学部卒業後、外資系企業に勤務し、その後、一橋大学商学研究科経営学修士コース修士課程を修了し、 明治大学商学研究科商学専攻博士後期課程に進学、博士(商学課程)を取得。現在は明治大学商学部に所属し、「国際マーケティング論」「貿易総論」などの科目を担当。主要な著作には、「オープン化された新製品開発プロジェクトにおける「両利きのリーダーシップ」の有効性についての理論的考察 -日本企業の組織的知識創造プロセスとの親和性-」明大商學論叢 105(1),47-66頁 (単著) 、『新版 国際マーケティング講義』同文舘出版(共著)、『国際マーケティング・ケイパビリティ』同文舘出版(共著)、などがある。
講座概要
本講座では、企業が実際に直面している国際ビジネス、および国際マーケティング戦略上の課題について取り上げ、その課題解決に向けた戦略プランを理論的、実務的な観点からグループで構築し、最終的に企業の方へご提案頂きます。
課題に取り組むに当たって、1回分の授業のうち、前半においては講義やグループディスカッションなどを介して、戦略プランの構築に必要な基本的知識【理論】や、関連するケース紹介などを通じた知見【実務】の習得を目指し、授業の後半より徐々に、前半で習得した国際ビジネス、国際マーケティング戦略に関する知識や知見を活用し、グループ単位で企業に提案する戦略プランの検討・構築の作業に取り組んで頂きます【応用】。
これらの国際ビジネスや国際マーケティング戦略に関わる【理論】【実務】【応用】の往復運動を個人、またはグループの思考の中で繰り返し展開していただくプロセスの中で、プロジェクトの円滑な進行のための計画的なスケジュール管理能力やロジカルなコミュニケーション、プレゼンテーションスキルなどの習得を目指していきます。
本講義は実践プロジェクトゼミナールという位置づけの為、一方通行の場ではなく、教員と参加者間、そして参加者間、企業の方と参加者間での双方向のコミュニケーションを重視するため、皆さんの積極的なご参加を期待しています。
講座 (各120分) |
講座内容 | 講師 | 実践的な 方法に よる授業 |
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1回目 | ①国際マーケティングとは 「国際マーケティングの全体像」を学び、班分けやグループディスカッションを行います。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
2回目 | ②企業からの課題提示 企業の方から「企業概要、および課題」に関して説明いただきます。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
3回目 | ③5Forces・SWOT・VRIO分析 「産業分析(5Forces・SWOT・VRIO分析)の手法」を学び、グループで産業分析を行います。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
4回目 | ④国際マーケティングリサーチ・国際市場細分化戦略・国際市場参入戦略 「国際マーケティング戦略の前工程」を学び、グループで調査・戦略プランの構築を行います。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
5回目 | ⑤CAGEと標準化-適応化フレーム 「国際マーケティング戦略の方向性の仕組み」を学び、グループで戦略の方向性を検討します。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
6回目 | ⑥国際製品戦略・国際価格戦略 「国際製品・価格戦略の知見」を学び、グループで戦略プランの構築を行います。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
7回目 | ⑦国際チャネル戦略・国際広告戦略 「国際チャネル・広告戦略の知見」を学び、グループで戦略プランの構築を行います。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
8回目 | ⑧戦略計画の構築 ①~⑦までの成果を踏まえて、グループで課題解決の為の戦略プランを構築します。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
9回目 | リハーサル 最終発表を想定したリハーサルを行い、教員、および参加者からのフィードバックを得て、ブラッシュアップを図ります。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
10回目 | 最終プレゼンテーション 企業の方への戦略計画の提案を行い、フィードバックを頂きます。 |
鈴木 | 教員 双方向 |
