受講生の声

和の空間-庭-(2017年度秋期受講生)  鈴木 公一さん

心の落ちつくとき

私はいわゆる団塊の世代です。小中学生の頃は、舗装道路も少なく冬には霜柱で盛り上がった土を踏みつけて、サクサク言う音と霜柱の沈む感覚を楽しんでいました。次第に都心から高層ビルが建ちはじめると周辺の状況は一変しました。交通渋滞や大気汚染など公害問題が発生しました。そうした中、自然豊かに過ごした幼少期が懐かしく思える年代になっていました。

産業革命で都市や農村の大きく変わりつつあった20世紀初頭に、美しい田園や歴史的価値のある建物を国民の共通遺産として残そうとした、英国のナショナルトラスト運動には大変共感いたしました。庭園は大名や富裕な商人達が、自然環境豊かな理想郷を屋敷内に取り入れ作り上げた小宇宙です。庭園を眺めると、幼い頃の記憶とともに懐かしい風景が体験できるような気になります。

約10年前になりますが、大学広報誌で、リバティアカデミー講座「作庭家と行く、庭巡りの旅」を見つけて参加しました。それからこの講座を欠かさず受講するようにしています。タイトルのとおり各地の庭園に行くことがメインの講座です。この旅は現地集合・現地解散です。

2017年10月は、熊本(水前寺成就園他)・鹿児島(知覧の武家屋敷庭園他)でした。帰りに萩(山口県)に寄り道しました。鹿児島中央駅で解散後、九州新幹線で新山口へ、湯田温泉で一泊して路線バス(約90分)で萩へ。バスでは日本観光が三度目という英国人老夫妻と席が隣になったので話をし、メールアドレスを伺いました。小さな国際交流でした。
その後、「和の空間―庭―」を受講するようになったのは、「作庭家と行く、庭巡りの旅」を受講してから数年後のことです。定年退職し、時間の余裕ができたことが理由です。この講座は、植栽・苔・石・池泉・竹垣などのことをさらに奥深く学ぶことができます。前期と後期それぞれにフィールドワーク(京都他)があり、これも楽しみです。旅は体力が勝負です。これからも講座・フィールドワークに欠かさず参加できるよう、身体を鍛えて元気に過ごしたいと思っています。

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